(1) 水虫を放置すると爪白癬に
白癬菌は、皮膚の一部である爪や体毛も攻撃対象にし、足白癬を放置すると、やがて足の爪も菌に侵されます。
爪は表皮の角質層が分化して薄い板状に変形したもので、爪甲部分を爪と呼びます。爪甲は爪甲根部の後方にある爪母でつくられ、1日に約0.1ミリから0.15ミリの割合で成長します。爪半月と呼ばれる部分は、爪甲ができたばかりで十分に角質化していないところです。
爪の成分のほとんどは、白癬菌が好むケラチンですから、足の爪を放っておくと、菌が爪の中に潜り込んで爪白癬を引き起こすことが多くなります。
(2) 爪白癬は1本の爪から
爪白癬は1本の爪から始まり、しだいに他の爪に及ぶがんこで治り難い病気です。足の爪に発生するものがほとんどですが、手の爪に起ることもあります。
足白癬になると、爪甲は黄褐色または灰白色に変色したり、白く濁ったり、透明度がなくなったり、白い斑点ができたりします。症状が進行すると、爪甲に角質の塊ができて爪の先端部が分厚く変形するため、爪が切り難くなります。爪やその周囲が化膿して腫れ、炎症を起こしますが、足白癬特有のかゆみを伴うことはありません。ただ、爪を強く押したりすると痛みを感じることが多く、靴が履けなくなることもあります。
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